こんにちは、吉田あみです。
わたしは日頃からよくノートを書いているんですが、2020年に書いたノートは24冊でした。
そんなにたくさん何を書いているの?と思われる方もいるかもしれませんね。
仕事のアイデア用のノートなどもそこに入ってはいるのですが、24冊のうちのほとんどはわたしが「吐き出すノート」と呼んでいるノートです。
きょうはその「吐き出すノート」の書き方やコツ、ポイントについてお話させていただきます。
吐き出すノートの書き方を知って、書いていくことで、ノートという自分の味方が増えることになりますよ^^
吐き出すノートは幼少期から書いていました
吐き出すノートはわたし、吉田あみが小さい頃からずっと実践していたノート術。
1年くらい前に「吐き出すノート」と勝手に命名しました。
わたしが吐き出すノートを書き始めたのは小学1年生くらいの頃。
誰にも言えない、言ってはいけないと思っていた本音をノートにだけは吐き出していました。
わたしにとってノートは話し相手でした。
もうひとりの自分に話しかけるような感じで小さい頃からずーっと書いています。
でももしかしたら小さい頃は「お母さんに聞いてほしかったこと」をノートに聞いてもらってたのかもしれないなー・・と、大人になった今になってぼんやりと感じています。
ノートはわたしであり、お母さんであり、友だちでもある。
わたしにとっては、ほんとになくてはならない存在だったんです。
合わせて読みたい
わたしがノートを書き始めたきっかけにもなった波乱万丈な幼少期のおはなしは、プロフィールに書いていますので気になる方は読んでみてください。
吐き出すノートを書くとどうなる?
吐き出すノートを書くとどんな効果があるのか?についてお話させてください。
吐き出すノートを書くと・・
- もやもやをすっきりさせることができる
- ハッピーを味わいつくすことができる
- 「わたし」を知ることができる
という効果があります!
これは、わたし自身が小学1年生の頃から「吐き出すノート」を書き続けてきて、体感として持っている感想です。
でもこれを感じるのはわたしだけではなくて、「吐き出すノート」を書いてみました!という方からも
- 書いたらすっきりしました!
- 毎日が楽しくなってきました!
などの声をいただいているので、やり方も考え方も間違っていなかったんだな~と思えています。
(もちろん合わない方もいると思いますけどね!)
また、1980年代にアメリカの社会心理学者ジェームス・ペネベーカー博士によって生み出された「エクスプレッシブ・ライティング」という心理療法をご存知でしょうか?
この「エクスプレッシブ・ライティング」のことを知ったのは2~3年前のことだったのですが、実はわたしがずっと実践してきた「吐き出すノート」とすごく似ていたんです。
社会心理学者の方も提唱している方法ですので、もやもややイライラをすっきりさせるという効果については納得いただけるかな?と思います。
エクスプレッシブライティングの詳細を知りたい方はこちらをご覧ください
→ エクスプレッシブ・ライティングとは - やり方や効果、メリットを解説
吐き出すノートを書く方法とポイント
吐き出すノートを書く方法は、「今感じていることをそのままノートに書く」というすごくシンプルなものです。
自分の感情をそのままノートに吐き出す。
これだけ!
すごくシンプルすぎて、逆に書き方に悩んじゃうこともあると思うので、ポイントを3つお伝えします。
なんでも書いてOK
吐き出すノートには
- うれしかったこと
- たのしかったこと
- かなしかったこと
- もやもやしたこと
- イライラしたこと
- 子どものこと
- 仕事のアイデア
何を書いてもOKです。
書いちゃだめなことはなにもないし、逆に、書かなきゃだめなこともありません。
今の感情を書く
吐き出すノートには「今の感情」を書きます。
もやもやしたことやかなしかったことを【思い出して】書くのはしんどいので、わざわざほじくり返すことはしません。
でも、数日前のことでも「まだもやもやする・・」ということがあれば、その「今思っていること」「今心のなかにある感情」をそのまま吐き出すノートに書きます。
素直になって書く
素直な感情をありのままにノートに書き出します。
なんでも話せる親友に話をするように書くのがポイントかな。
ノートに話し言葉をそのまま書く感じが理想的なんですが、「恥ずかしい・・」という方もけっこういらっしゃるので、その場合は単語や箇条書きからスタートしてもOKです^^
よくいただく質問
吐き出すノートについてよくいただく質問もまとめてみました。
きっと同じように悩んでらっしゃる方もいらっしゃるんじゃないかな?と思い、こちらもシェアさせていただきます。
ネガティブなことも書いていいんですか?
ノートにはポジティブなことしか書いちゃいけない!と思いこんでる方が意外と多くいらっしゃったんですが、なんでも書いてOKです!
というかむしろわたしはネガティブなことこそ書くべき!と思っています。
書いて気持ちがすっきりするというのもあるんですが、見返したときに客観的に自分を見つめて思考のクセに気づいたりすることもできます。
書いたノートは見返しますか?
見返します!
ノートをパラパラして、ふと目に留まったところを読み返したりしています。
上の質問でもお答えしましたが、見返して自分を客観的に見つめることで、「わたしはこういうことで落ち込みがちだな」「こういうできごとがきっかけになってもやもやすることが多いな」、ということがわかったりします。
たとえば【Aさんと連絡を取った日にはなんとなくもやもやすることが多い】とノートを見返してわかった場合、これをさらにノートで深めていく、ということをしています。
<例>
なんでもやもやするのかな?
↓
Aさんのことが苦手なのかな?
↓
Aさんのことは好きなはずなんだけど・・
↓
あ!でもそういえばもやもやした日はAさんにのX話を聞いたな!
↓
Xの話はAさんの意見とは少し違うんだよな~
↓
そうか、意見が合わなくてもやもやしてたのか
↓
今度それとなくAさんにXについてわたしはこう思うよっていう話をしてみようかな??
↓
いや、わざわざ言う必要ないかな?
↓
もし意見を求められたときには言ってみよう
みたいな感じで掘り下げていくことをしています。
絶対やらなくちゃいけない!というわけではないんですが、わたし流の見返し方はこんな感じです。
ネガティブなことを書いたら余計に落ち込みませんか?
これもよくいただく質問です。
わたしは「余計に落ち込む」ということがなかったので、なんでなのかなー?と考えてみたのですが、もしかしたら、もやもやイライラした感情を【がんばって思い出して】書こうとしているからそのときの感情にまた戻ってしまって【余計に】落ち込むのかな?と思い当たりました。
わたしは【がんばって思い出して】書くことはしていません。
そのときの感情をそのまま書き出すだけです。
だから、過去にもやもやしたことがあったとして、それがもう全然もやもやしていないなら、ノートに書くことはしません。
もしもやもやがほんの少しだけ残っていたとしたら、そのほんの少しのもやもやだけを書き出す感じです。
【思い出して】は書かないんです。
「今の感情」だけを書いています。
だから、【余計に】落ち込むことはないのかもしれません。
ノートを続けられません・・
ノートは続けなくても大丈夫です^^
ノートを書くことは単なる手段。「ノートを書き続けること」が目的や目標ではないので、書き続けなくても大丈夫なんです。
たとえば、吐き出すノートを書いてもやもやした気持ちをすっきりさせたい!という目的があったとしたら、もやもやせずに毎日楽しく過ごせていたら吐き出すノートを書く必要はないと思うんですね。だから3日空いても1週間空いてもOKなんです。
でもそうではなくて、「2~3日は書いたけどそこから1年くらいぜんぜん書けないんです・・」という場合は、ほんとうにその目的を「書く」手段で果たしたいと思っているのかな?を考えてみてください。
もしかしたら目的がズレているのかもしれないし、「書く」必要はないのかもしれないし、「書く」手段が合っていないのかもしれないし・・原因はいろいろですが、まずは「なぜ」書きたいと思ったのかを考えてみてください。
誰かに見られたら、と思うとかけません
誰かに見られたら恥ずかしい、とか、困る!という方もたくさんいらっしゃいました。
わたしの場合はそのへんにノートをぽんと置いておいても家族のだれも読まないだろうな~と思っているのであまり気にしていません。
ただ、もし読まれたとしても、恥ずかしい!という思いは多少あるけど困ることも何もなくて、むしろ「自分のことをより深くわかってもらえるかも」と超ポジティブに捉えています。
でもこんなふうに考えられない場合も多くあると思うので・・
もしどうしても気になる場合は、ノートじゃなくて紙に書いてびりびりに破いて捨てるのもOKですし、鍵付きのノートを使うとか、絶対に見つからない隠し場所を探すとか、持ち運びできる簡易金庫のようなものを使うのも1つですね^^
まとめ
吐き出すノートの書き方やポイントについて、なんとなくはわかっていただけたでしょうか?
まずはお気に入りのペンとノートを用意することろから始めてみてくださいね。
「お気に入り」なので価格は高くても安くても大丈夫!
自分がパートナーにしたい!と思えるペンとノートを選んでください^^
(ノートじゃなくて紙に書く場合は、ペンだけ選んでね)
吐き出すノートを書いて、ハッピーは味わい尽くし、もやもやはすっきり解消させてくださいね。
よくいただく質問に関しては、これからも随時追加していく予定です。